古見さんは、コミュ症です。 第5話 感想
『古見さんは、コミュ症です。』第5話の、古見さんの家に遊びに来た只野くんとなじみが、家の前で古見さんとバイバイするシーンの空間の使い方がよかった。
お別れするシーンの最初は、古見さん・只野くんとなじみを同距離正面ミディアム・ショットで映していて、画面の収まりがやけに良い。只野くんとなじみのカットは古見さんのカットよりも奥行きがあって、次で活きてくる。 次のカットでは遠くなった二人を古見さん越しに映して、最後は一人残された古見さんをロングで撮る。ちょっとさみしそう。
古見さんが多く喋ることができない代わりに、只野くんやなじみやその他大勢の周りの人物の反応によって話が進んでいくことが多いけど、ここは台詞少なに画面だけで古見さんの気持ちがなんとなく伝わってくる。
OPで引き込まれて、本編もレイアウトや演出の工夫が秀逸で、あと、5話まで観てようやくノリがつかめてきたので、単純にお話も楽しめるようになってきた。いいアニメですね。